延岡市は、令和7年度予算案において、中心市街地の活性化と空き店舗の解消を目的とした補助金制度を発表しました。
この制度は、まちなかエリアで事務所や店舗を借りて創業や事業拡大を行う事業者に対し、家賃や改装費用の一部を補助するものです。
特に、空き店舗率が高い「祇園町銀天街」「延岡中央商店街」「山下新天街」については、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催までの期間、補助金が増額され、より積極的な支援が行われます。
補助金の概要
1. 改装費補助金の増額
昨年度と比較して、改装費補助金の上限が引き上げられ、最大300万円まで補助される予定です。
より本格的な改装や設備投資が可能となり、新規出店や事業拡大がしやすくなります。
昨年度(令和6年度)の改装費補助金
- 一般地域:上限70万円
- 重点地域(祇園町銀天街、延岡中央商店街、山下新天街):上限100万円
令和7年度の改装費補助金
- 一般地域:上限70万円
- 重点地域:上限300万円に増額
重点地域では、より手厚い支援を受けられるため、中心市街地の商店街で創業や開業を考えている方には絶好の機会となります。
2. 家賃補助金
家賃補助金については、月額家賃の2/3以内(上限2万円)を最長36ヶ月間補助する内容となっています。
これにより、新規出店や事業拡大を検討する事業者のランニングコストを大幅に軽減できます。
補助対象外となる費用
- 共益費、駐車場料金
- 敷金、礼金、権利金
- 消費税
また、家賃補助を受けるには年度ごとの継続申請が必要となります。
重点地域の特徴とビジネスチャンス

今回、補助金が増額される「祇園町銀天街」「延岡中央商店街」「山下新天街」は、空き店舗率が高いエリアですが、今後のまちづくり施策により集客が期待されています。
特に、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催期間までに活性化を図る方針であるため、イベント需要を見越した出店計画が立てやすいのが特徴です。
また、商店街の賑わいを取り戻すために、飲食店、カフェ、雑貨店、オフィスなどの業態が特に歓迎される可能性があります。
補助金を活用しながら、新規顧客を獲得するチャンスが広がります。
申請方法とスケジュール
補助金の詳細な申請手続きやスケジュールについては、延岡市の公式ウェブサイトまたは商業・駅まち振興課にて確認が必要です。
例年通りでいけば、5~6月頃に募集開始になるかと思いますので、申請を検討される方は早めの準備をおすすめします。
昨年度の補助金制度の詳細は以下のページで確認できます。
まとめ
令和7年度の延岡市補助金制度は、特に空き店舗率の高いエリアへの支援が手厚くなり、事業者にとっては絶好のチャンスです。
最大300万円の改装補助金と家賃補助を活用し、まちなかでの新規出店や事業拡大を検討してみてはいかがでしょうか。
本制度を活用して、あなたのビジネスのスタートダッシュをきりましょう!
弊社「株式会社タウンマネージャーのべおか」は、山下新天街商店街内に事務所があり、昨年の同制度を利用して開業しております。
商店街内の空き店舗のご紹介や、開業支援、補助金申請サポートまで一気通貫したサービスを提供しております。